【犬の去勢、不妊手術】メリットとデメリット、手術方法、時期、費用は?

犬のしつけ

去勢、不妊手術は飼い主さんの責任で

オスは男性ホルモンとも呼ばれるテストステロンの影響でマーキングを頻繁にしたり、攻撃性が出るケースもあって去勢をしたほうが飼いやすいと言われています。しかし、実際のところは飼い主さんがさまざまな対応をしています。オス犬だから必ず去勢しなければならない、メス犬だから大丈夫いうことではありません。

オス、メスともに手術のメリット・デメリットをよく理解したうえで、愛犬に手術を受けさせるかどうか検討してください。

去勢、不妊手術を受けるメリット

去勢、不妊手術を受けることで得られるメリットとして、以下の項目があげられます。

発情行動、攻撃性の軽減

オス犬は男性ホルモンとも呼ばれるテストステロンの影響でマーキングを頻繁にしたり、攻撃性が出るあり、未去勢のオス同士で喧嘩をすることがあります。また、マウンティングといった問題行動を行うことがあります。こういった行動をストレスなく抑制するために去勢をさせます。性ホルモンの減少やストレス軽減の影響で性格が穏やかになって攻撃的な性格が改善するといわれています

病気の予防

去勢によって生殖器や性ホルモンに関係する病気を予防できるのも、大きなメリットと言えます。

  • 精巣腫瘍
  • 前立腺疾患
  • 会陰ヘルニア
  • 肛門周囲腺腫
  • 精巣炎
  • 子宮蓄膿症
  • 乳腺腫瘍子宮蓄膿症

などを防ぐことができます。

 

去勢・不妊手術を受けることデメリット

一方、去勢・不妊手術を受けることのデメリットとしては以下のことがあげれます。

繁殖はできない

当然ですが、繁殖させることはできなくなります。子犬を産ませるかどうかは飼い主さんが慎重判断する必要があります。

全身麻酔中のトラブル

去勢手術は全身麻酔をかけます。まれに血圧低下などのトラブルが報告されていますが、ごくわずかです。

ホルモンバランスが変化し、太りやすくなる

性ホルモンの減少でホルモンバランスが変化し、去勢手術後の犬は太りやすくなります。

 

犬の去勢・不妊手術の方法や費用

去勢・不妊手術の方法

動物病院によって異なりますが、一週間ほど前に術前検査をしてから、日帰り~数泊で手術を行います。オスの去勢手術は、全身麻酔をかけて、陰嚢内にある2つの精巣(睾丸)を外科的に摘出して生殖能力をなくす手術です。メスの不妊手術も全身麻酔をかけて子宮と卵巣を切除します。いずれも一時間程度で終わります。

犬の去勢・不妊手術にかかる費用の目安

小型犬~中型犬の場合、手術費用は15,000~40,000円程度と言われています。術前検査代や薬剤代、入院費などの費用を含めると50,000円前後になります。

犬の去勢・不妊手術を受ける時期・タイミング

明確な科学的根拠はありませんが、一般的にオスは生後6カ月前後、メスは6~9か月前後と言われています。体格など個体差がありますので、獣医師としっかり相談して手術時期を決めるようにしましょう。

去勢・不妊手術のまとめ

去勢・不妊手術はストレスや病気の予防などさまざまなメリットがあります。
もし、子犬を産ませる予定がなかったり、多頭飼いをしている場合には去勢手術を検討したほうがよいです。いずれにせよ、獣医師とよく相談のうえで判断しましょう。

 


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