子犬のはじめてのお散歩
子犬を迎えたら、すぐに子犬と散歩に出かけたいと思う飼い主さんは多いかと思います。社会性を学ぶためにも散歩は大変重要です。しかし、外には予想外の危険がいっぱいあります。特に注意しなければならないのはさまざまな感染症。生後3か月頃までの子犬は母親や初乳からの免疫がありますが、それが徐々に減っていきます。そのため様々な感染症にかかるリスクが出てきます。散歩デビュー前に必ず動物病院でワクチン接種を行い、獣医師のOKが出たらお散歩に出かけるようにしましょう。
まず予防接種を受けましょう
混合ワクチン
接種の必要なワクチンは、飼育する環境や地域によって違いがありますので、獣医さんとよく相談してどの種類のワクチンが必要か決めるようにしましょう。
狂犬病
狂犬病は、発症すると治療法がなく、死亡率がほぼ100%のウイルス病です。生後91日以上の子犬の飼い主は、毎年狂犬病の予防接種を受けさせることが法律で義務付けられていますので必ず毎年接種しましょう。
価格:3,000円前後
スケジュール:毎年
いずれの予防接種が終わった段階で獣医さんにいつ頃から散歩してよいか相談してみてください。時期は地域によってはフィラリアやノミ・マダニの駆除剤もあわせて飲んだ方がよい場合もあります。
抱っこ散歩
子犬は散歩をすることで散歩を通じて外の環境に慣らすことも社会性を学ぶためには大切です、しかし、狂犬病などのワクチン接種が終了するまでは、地面を歩かせたり、トリミングサロンに行ったり、ドックランでほかの犬と接したりすることはやめましょう。できれば、抱っこでお散歩することをおすすめします。子犬が怖がらない程度に様子をみながら、慎重に外の世界に慣らしていきましょう。
首輪やリードに慣れておきましょう
おやつを与えながら首輪やハーネスを見せて慣れさせましょう。次に実際に首輪やハネースを緩めに装着してみて、お気に入りのおもちゃなどで遊ばせてみます。嫌がらなかったらご褒美のおやつをあげてもよいでしょう。これを繰り返していきます。首輪やハーネスをつけても嫌がらなくなったら、リードをつけて歩いてみましょう。散歩に行くことが理解できるようになるとそれほど嫌がらないかもしれません。
持ち物
リードや首輪、ハーネスは当然ですが、きれいな水を持っていきます。飲み水として使うだけでなく、おしっこを流すときにも使います。あと、排せつ物を処理するアイテムも必要です。最低でもビニール袋は持って行った方がよいでしょう。消毒用として希釈したアルコール液や次亜塩素酸液などを持参する方もいるそうです。
いざ散歩デビュー
犬種や月齢にもよりますが、最初は5~10分程度にしたほうが無難です。家の周りをぐるりと一周するくらいがちょうどよいでしょう。交通量はできれば少ない道を選び、暑かったり、寒い時間帯や夜間は避けるようにしましょう。
あと、誤飲にはくれぐれも注意してください。落ちている物や動いている物には何でも興味を持ちます。プラスチックや金属、吸い殻、虫、人間の食べ物など危険はたくさんあります。散歩中は目を離さないことが大切です。
まとめ
我が家のコムギも昨日、無事に散歩デビューすることができました。子供たちはこの日を大変楽しみにしていましたので、家族全員いる日を選んででかけることにしていました。みんなで服を着せてハーネスとリードをつけて、そして抱っこして外まで連れて行きました。我が家の目の前は車通りが多く、地面におろすとコムギはかなり怖がってしまって、車があまり見えない歩道で散歩してみることにしました。コムギは私たちと並んで歩いてくれて、子供たちも並んで歩くコムギのリードを持ちたがっていました。家族にとってもコムギにとってすべて初体験。良い思い出となりました。なにより子供たちが喜んでくれたことがうれしかったですね。散歩はこれから頻繁にでかけることになると思います。みんな率先して連れて行ってくれるようになってもらいたいですね。
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