子犬の予防接種 | お散歩デビューの前に済ませましょう

犬のしつけ

子犬のお散歩デビューの前に

子犬を迎えたら、お散歩デビューする前にしなければならないことがあります。それは予防接種。ある程度の免疫ができるまでは外に出してお散歩をすることはさけたほうがよいです。また寄生虫やフィラリアも怖いので、獣医の許可が下りるまではお散歩や外にだすことは極力控えたほうがよいでしょう。


予防接種後でお疲れのコムギ

子犬の予防接種

混合ワクチン

混合ワクチンとは、複数のウイルスと細菌に対するワクチンがを同時に接種するものです。。犬ジステンパー、伝染性肝炎、アデノウイルス2型感染症、パラインフルエンザ、パルボウイルス感染症、コロナウイルス感染症の6つの病気に対するワクチンになります。ワクチン接種の費用は動物病院によって異なりますが、6,000円程度~9,000円程度でほとんどの場合ペット保険の対象外となっています。

狂犬病ワクチン

3回目の混合ワクチンが終わったら、その一週間後からに狂犬病ワクチンを接種することができます。狂犬病は1956年以降、日本国内での発症はありませんが、2006年に日本人旅行者が海外滞在中に狂犬病に感染して帰国後に死亡したことがありました。死亡率が100%という恐ろしい感染症です。なので、生後90日以上の犬は、狂犬病予防法に基づき、1年に1回の狂犬病予防接種を受けて国に登録するという決まりがあります。日本で唯一飼い主様に義務付けられているのが、狂犬病ワクチンの接種です。動物病院によっては登録代行をおこなってくれるところもありますのでご相談してみてください。費用は3000~4000円程度になります。

子犬のワクチンプログラム

生後8週以降 :5種混合ワクチン
生後11週以降 :5種または8種混合ワクチン
生後14週以降 :5種または8種混合ワクチン
生後110日前後 :狂犬病ワクチン
以後は年に1度、狂犬病ワクチンと混合ワクチンを接種

母親犬の母乳から抗体として免疫が子犬に送られていますが、その免疫が切れてしまうのが2~3か月後になります。そのあたりから様々な病気や感染症にかかりな可能性がでてきますので、混合ワクチンを接種して免疫獲得をするようにしてください。子犬の母犬の初乳に含まれる免疫(移行抗体といいます)がなくなる生後2〜3ヶ月ぐらいから、子犬は伝染病やいろいろな感染症にかかる危険性がでてきます。この移行抗体をもっている期間は、それらの病気にかかりにくいという利点はありますが、同時に混合ワクチンを接種しても、効果が得られない時期でもあります。そのため、何回か混合ワクチンを正しい時期に接種することが重要になります。

春になったら受ける検査と予防対策

フィラリア検査、予防

詳細はこちら

先のブログで解説してありますが、蚊を媒介として感染する病気です。死に至ることがありますので、早めの対応をお円買いします。最近は温暖化の影響で冬場でも蚊が生息していることもあります。地域の感染状況を獣医さんからお聞きして適切な時期に投薬をするようにしてください。

ノミ、ダニ予防

ノミの多くは人に感染します。アレルギーやおしりまわりに痛みや脱毛などの症状が現れます。またサナダ虫の感染の原因にもなります。マダニは貧血の原因となり、人にも寄生することがあります。重症熱性血小板減少症候群、日本紅斑熱リケッチア、ライム病(細菌)、野兎病(細菌)、、ダニ脳炎(ウイルス)などは、人にとっても怖い病気があります。死に至ることもありますので気を付けてください。とくに重症熱性血小板減少症候群ウイルスは近年、注目されています。死亡がよく報告されています。マダニは人の生活圏への侵入を防ぐことが極めて重要です。予防と駆除は、皮膚に滴下させるタイプと錠剤、お菓子タイプが主流です。一か月程度は持続しますのでフィラリアと合わせて定期的に予防に心掛けましょう。

子犬の予防接種のまとめ

我が家のトイプードルコムギは3回目の予防接種が終了したところです。獣医さんからもあとは狂犬病、フィラリア、マダニの対応が終わったら散歩デビューになりますよ、と言われています。体重もひと月前は800gだったのが1.2kgまで増えてきました。ティーカップサイズなのであまり成長しないそうですが、それでも成長してくれることはうれしいですね。まだ外には出せないのでベランダで遊ばせていますが、全力疾走をするともう捕まえることが難しいです。元気なワンちゃんになってもらいたいです。

子犬をつれて散歩をしたくなりますが、散歩道には目に見えない危険がたくさんあります。子犬のためにも生後数か月は安全な自宅の中で育てるようにしましょう。 

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